2012年9月2日日曜日

身近な贅沢「テヌータ・フレスコバルディ・ディ・カスティリオーニ」

「灯台もと暗し」

とでも言おうか。
常日頃から身近にあるものには、なかなか気がつかないものである。

我々は無意識のうちに、珍しいものや目新しいものにばかり目がいってしまう。
近くにあったが為に、新鮮味が無くなり興味の対象から外れてしまうことがある。

だが、ふとしたことがきっかけで、ちゃんと向き合ってみると、
案外「イイモノ」だったりする。

それがこのワイン、「テヌータ・フレスコバルディ・ディ・カスティリオーニ」だ。





このボトルに見覚えがある人も多いのではないだろうか。
イタリアの名門「フレスコバルディ」。
トスカーナの各地に畑を所有し、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノやキャンティなどを始め、
数々の優良ワインを造り続ける、ヨーロッパ最大級のワイナリーだ。

















ワイナリーはラベルそのもの。クラシックで趣がある画だ。
だが、このラベルの印象が堅過ぎてやや損をしている気もする。

なぜなら、テヌータ・フレスコバルディ・ディ・カスティリオーニ(この名前にも少々難がある。)は、
とてつもなく明るくチャーミングなワインだからだ。

カシスやブラックベリーの黒系果実のアロマ、そしてバニラやシナモンの甘い香り。
奥から樽の香りがふんわりと漂い、ややスモーキーな印象を与える。
口に含むと濃厚なエキスから、徐々に果実味がじわじわと滲み出る。

口の中で広がる、ブドウの厚み。
果実味が全面に出ているにも関わらず、重たすぎずに滑らかでいて美しい。
丸みを帯びたタンニンが、酸味と一体になって心地よく喉を通る。

まさに、思わず心が踊り出す理想的なバランス。

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、サンジョヴェーゼ。
この4品種が一致団結して、見事なハーモニーを演出している。
そんなイタリアの陽気さを感じる明るい味わいのせいか、
テヌータ・フレスコバルディ・ディ・カスティリオーニを飲んだ時から調子がいい。

もっと早くに口にするべきであったことが悔やまれる。
実に惜しい。


ワインを飲んで後悔するとは、なんとも久しぶりの感覚だ。



▼今回ご紹介したワイン▼
2009 テヌータ・フレスコバルディ・ディ・カスティリオーニ 3,045円
http://www.enoteca.co.jp/online-shop2/detail.php?hanbai=0&order=0&shohincode=0446434813A9&bunner_id=wn




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