2012年11月4日日曜日

王の区画「ボーヌ・クロ・デュ・ロワ」ドメーヌ・トロ・ボー②



------優しさの中に感じる芯の強さ「ドメーヌ・トロ・ボー」①からの続き--------


   
ドメーヌ・トロ・ボーの所有する畑は、ACブルゴーニュをはじめ本拠地
ショレイ・レ・ボーヌ、サヴィニー・レ・ボーヌ、ボーヌ、アロース・コルトンの1級畑、コルトン、コルトン・シャルルマーニュの特級畑と幅広いキュヴェを手掛けている。

その中でも、オーナーファミリーのナタリー女史が最も思い入れのある畑は、
「ボーヌ・クロ・デュ・ロワ」であるというから驚いた。



 



コルトン、コルトン・ブレッサンドのグラン・クリュをも所有している彼女が、
なぜ、1級畑の「ボーヌ・クロ・デュ・ロワ」と答えたのか。
そこには、オーナーファミリーのこの畑に対する格別の想いが込められていた。

この「クロ・デュ・ロワ」の畑、実は彼女の曾祖父アレクサンドル氏が取得した、
ドメーヌ・トロボーの中でも最も古い畑だそうだ。


















ドメーヌ・トロ・ボーの設立は1880年に遡る。
当時、ショレイ村の村長であった曾祖父アレクサンドル氏こそが、
ワイン造りを始めたドメーヌの創始者でもある。

なるほど、ナタリー女史が、この最も古い畑に思い入れがあるのにも納得がいく。

「クロ・デュ・ロワ」とはフランス語で『クロ=石垣、ロワ=王様』
つまり、「王の区画」という言葉を意味する。

ナタリー女史曰く、この畑はブドウ畑全体を塀に囲まれているため、
太陽の熱を溜めやすく、他の畑のブドウに比べてよく熟した甘味のしっかりとしたブドウが出来るという。そして、果実の凝縮感、さらにブドウの生命力を力強く感じる味わいへと仕上がる。























ダークベリーのような熟したジャムの香り。
そして甘いチョコレートのようなニュアンス。酸味は穏やかで肉付きの良い印象。
そして太陽の光をたっぷりと吸収したチャーミングな果実味が滑らかに喉を通る。
力強くもあり、しなやか。

ドメーヌ・トロ・ボーの良さが際立つ1本だ。

「王の区画」の名にふさわしい、威厳と上品さを兼ね備えたワイン。
そして、そこに先祖代々受け継がれてきた、造り手の敬意と愛情が加わり、
更にワインに味わい深さが増してくる。


これまでのナタリー女史の話を聞いて、私は今飲むには勿体ない気がしてきたのだ。
じっくり熟成させて、万全を期して頂きたい。

我がセラーに眠る、「王の区画」よ。

その実力を楽しみにしているぞ。



▼ご紹介したワインはこちら▼
2009 ボーヌ・クロ・デュ・ロワ / ドメーヌ・トロ・ボー 7,350円
http://www.enoteca.co.jp/online-shop2/detail.php?hanbai=0&order=0&shohincode=0213023213A9&bunner_id=wn5



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