2013年3月28日木曜日

南仏の魅力溢れるロゼ・ワイン、ドメーヌ・オットー★


日本人には、季節感を大切にする感性が備わっている。

春、夏、秋、冬と四季を体感できる島国に暮らし、それぞれの季節を心から楽しもうとするのは、
日本人独特の国民性であろう。

春、桜の季節になると、街のあちらこちらが鮮やかな桜色に彩られる。

サクラ色のワインとはよく言ったものだ。
この季節になると、ロゼワインをよく目にする。
踊らされているとわかりながらも、やはり季節感を大切にしたい日本人としては、
手に取らずにはいられない。
ロゼと言えども、ここは一味違う、格別なロゼを味わおうではないか。

「キング・オブ・ロゼ」

南フランス№1のロゼワイン。
その名を「バンドール・ロゼ・クール・ド・グレン・シャトー・ロマサン」という。


















南フランス、プロヴァンスに100年以上の歴史を持つドメーヌ・オット★が仕立てるロゼ。

ドメーヌ・オット★は、3つのワイナリーを所有し、
生産するワインの60%以上が国内に出荷される。
パリの高級ホテルやレストランからも絶対的な信頼を得る、
南仏を代表するワイナリーだ。

所有する3つワイナリーのうちの1つ、
シャトー・ロマサンはドメーヌを代表するワイナリー。

マルセイユの街から車で1時間ほど東の、A.O.Cバンドールのエリアに位置する
シャトー・ロマサンの畑。海から6kmしか離れていないが、四方を小高い丘に囲まれているおかげで、海からの冷たい大気をさえぎり、非常に温暖で乾燥した地域となる。

















この畑で造られるブドウは全てオーガニック栽培。
肥料は堆肥や海草など自然に由来するものだけを使用し、夏の日差しから果実を守るため、
ほど良く葉を残しながら、全体的に生い茂る葉を刈り込み、風通しをよくする。
畑の周りには、プロヴァンスらしくラベンダーやオリーブの木々が
ワイナリーと畑の隙間を縫うように植えられている。
















太陽と地中海が育んだ豊かな土地、プロヴァンスで大切に育てられたブドウは、
プレスをかけずに非常に丁寧に、そして優しく、
本当に一番美味しいブドウの果汁だけが取り出される。

そして、よりまろやかに、純粋さが高まるよう大樽で熟成される。

滑らかで柔らかい芳醇な味わい。
地中海性気候に由来する、十分にミネラルを含んだ丸みのあるボディ。
アプリコットやオレンジの柑橘系のアロマに、わずかな赤系果実のニュアンス。
大自然の恵みを受け、オーガニック&ノン・ケミカルで造られるドメーヌ・オット★のロゼワイン。

口に含むと、フレッシュな果実味を感じると共に、
はちみつのような甘味が広がり、南仏の風や太陽、陽気なムードを彷彿とさせる。

そして、ハーブやラベンダーを思わせる清涼感あるアクセントが、
全体をスッキリとした上品な辛口に仕上げている。

春の麗らかな陽気に包まれて、南仏の大自然を体感するのも悪くない。

ブドウの一番美味しいエッセンスだけを抽出した、エレガントなロゼ。

これぞ、まさに「キング・オブ・ロゼ」である。





▼ご紹介したワインはこちら▼
2011年 バンドール・ロゼ・クール・ド・グレン・シャトー・ロマサン / ドメーヌ・オット★ 3,780円
http://www.enoteca.co.jp/online-shop2/detail.php?hanbai=0&order=0&shohincode=3472819733B1&bunner_id=wn11

〇ハーフボトルはこちら〇
2011年 バンドール・ロゼ・クール・ド・グレン・シャトー・ロマサン(ハーフボトル)
 / ドメーヌ・オット★ 2,205円
http://www.enoteca.co.jp/online-shop2/detail.php?hanbai=0&order=0&shohincode=3472828532B1&bunner_id=wn11





2013年3月6日水曜日

名門リジェ・ベレールの新たなる挑戦

異国の地での挑戦には、リスクが伴う。
自国での成功が必ずしも、異国での成功へ結びつくとは限らない。

同じ分野でも、国や環境が変われば全てが変わる。

そんな中、異国の地で大いに可能性を広げ、
開拓を続ける人物がいる。

ドメーヌ・リジェ・ベレールの当主、ルイ・ミッシェル氏である。











リジェ・ベレール家はナポレオンにも軍人として仕えてきたという由緒ある貴族家系。
D.R.Cとも肩を並べるブルゴーニュの最高位のドメーヌと評される。
当主は代々軍人を務めるのが当然の中、ルイ・ミッシェル氏はその道を選ばず、
自身がヴィニュロン(ブドウ農家)となり、ドメーヌとしてのワイン造りを始めた人物だ。

彼の勢いはブルゴーニュに留まらず、海を越えてチリへと渡った。

海の向こうには、チリのワイン造りで活躍する、かねてからの友人がいた。
チリで最も多くの賞を獲得しているワインメーカーの一人、ペドラ・パラ氏と
地質調査の専門家であるフランソワ・マソック氏の友人2人と共に、ルイ・ミッシェル氏は
ジョイントベンチャーとして2003年、「アリストス」を立ち上げた。


 

彼らの夢は、「それぞれのブドウ品種に最も適した土壌を開拓し、最高のワインを造る」こと。
樽香やアルコール分の強くなりがちな、従来のチリワインのイメージを覆す新しいワインを造り出すことを目指し集結した。

彼らは「標高と日照」そして「土壌の豊かさ」に主軸をおき、
カベルネ・ソーヴィニヨンに最も適した土壌を探し出した。

 

アンデス山脈のふもと、ラペル地区にあるカチャポール・ヴァレーの斜面。
非常に標高が高いこの畑は、後ろにも前にもアンデス山脈がそびえる地形のため、
焼けつくような陽が降り注ぐ一般的なテロワールとは異なり、日照量があまり多くない。
そのため、ブドウはゆっくりと育ち、自然なアルコール分とバランスが取れた味わになる。


難しい話はさておき、百聞は一飲にしかず。

この味わいは、飲んで改めて実感するのが良い。

探し求めた地で完成したワイン、「バロン・ダ」。




グラスに鼻を近づけると、まずその強烈なアロマに驚くだろう。
ブラックチェリーやプラムの凝縮したアロマ。
そしてブラックペッパーやバニラ、木のニュアンス。
複雑で華やかなアロマから、チリで育ったブドウの生命力の強さを感じる。
口に含んだ瞬間、これまでギュッと身を固めていた果実が溢れんばかりに弾け、
口中に勢いよく流れ出す。そしてじわじわと滲み出るアルコール感。
インパクトは大きいものの、重たさよりも滑らかさが際立つ。

余韻は長く、去り際はエレガント。
ここが従来のチリワインのイメージとの大きな違いだ。

ファーストヴィンテージの2007年。
まるで、才能溢れる若き3人の自信と勢いを表したかのような堂々たる存在感。

このワインには、夢や希望がギッシリと詰まっている。

2011年、当初の夢であったピノ・ノワールに適した土壌を見つけ出し、植樹したという。
それも、ヴォーヌ・ロマネとジュヴレ・シャンベルタンから持ち込んだクローンを。

そうと聞けば、目が離せない。
チリの地でグラン・ヴァンが誕生する日もそう遠くはないのかもしれない。


▼ご紹介したワインはこちら▼
2007年 バロン・ダ / アリストス 5,250円
http://www.enoteca.co.jp/online-shop2/detail.php?hanbai=0&order=0&shohincode=0668850013A7&bunner_id=wn10